セプテーニグループ COLUMN

「全員が主役」。2026 KICK OFFイベントから、SEPTENIの新たなカルチャーの潮流を読み解く

2026年1月に開催されたセプテーニグループの36期KICK OFF。
新たに「VISION 2030」が発表され、「グループ一体で顧客の成長に貢献し、企業価値向上を加速させる」という方針が共有されました。また、今回から伝統ある「年間MVP」のアワード体系も大きくリニューアル。 本コラムでは、経営層やアワード受賞者、運営事務局へのインタビューを通じて、2026年KICK OFFを振り返ります。

第1章

イントロダクション:「グループ全員で、企業価値を最大化する」——VISION 2030が託した、新たなアワードの設計思想

2026年1月、セプテーニグループの36期KICK OFF(※)が開催されました。
今回のKICK OFFで大きくリニューアルされたのが、グループでもっとも栄誉あるアワードである「年間MVP」の体系です。
これまでの年間MVPは「今期もっともグループに貢献したプロジェクトに贈る賞」として、その年もっともグループの売上や利益に貢献したプロジェクトに携わった方々に贈られてきました。
この従来より表彰してきた賞を「年間MVP-事業部門-」と位置づけると共に、今回新たに「年間MVP-MVV(Mission, Vision, Value)部門-」が設けられました。

MVV部門では、「グループ理念で掲げる『新しい時代をつくる人』に関する取り組みや、グループの中期方針を象徴するような取り組みにより、グループの競争力向上に大きく貢献したプロジェクトや人に贈る賞」として、「アントレプレナーシップ賞」「DEI賞」「シナジー賞」の3つが設置されました。

※グループKICK OFFは、事業年度のはじめに全グループ社員が集結し、前期業績のフィードバックや今期の経営方針・目標などの共有、各種アワードの表彰式を行うイベントです。懇親会も開催され、普段なかなか会えない違う会社、違う拠点のメンバーと親睦を深める機会にもなっています。

年間MVPは、事業部門の大賞・特別賞と、MVV部門のアントレナーシップ賞・DEI賞・シナジー賞があります。

しかしなぜこのタイミングで「年間MVP」のアワード体系のリニューアルをしたのでしょうか。
セプテーニ・ホールディングス 代表取締役 グループ社長執行役員の神埜雄一さんに話を聞いてみました。

今回のKICK OFFで発表した「VISION 2030」では、当社グループが目指す姿として「VALUE MAXIMIZER」を掲げ、グループのみんなで一丸となって企業価値を上げていこうというメッセージを発信しました。

アワードにおいても、この“みんなで一丸となって”という感覚を全員に強く感じてもらえる設計にしてほしいとKICK OFFの運営メンバーにリクエストし、様々な検討をした結果、新たなアワード体系へとアップデートされたというのが経緯です。

この“みんなで一丸となって”というメッセージは、実は2024年に経営方針の中期テーマとして「フォーカス&シナジー」を掲げた時から伝えています。ただ、これまではどちらかというと「それぞれの事業・組織を強化するために、グループ内外のシナジーを起こしていこう」というものでした。そして、この2年間の成果を踏まえた上で、「VISION 2030」では、「グループの顧客企業の企業価値向上に貢献するためにそれぞれの力を結集しよう」という意味合いに少し変化しています。

2030年までの5年間で、各人がグループ視点で何をするべきかをより主体的に考え行動していくようになります。KICK OFFでは、その意識変化を参加者に実感してもらいたいという想いがありました。

「VISION 2030」
https://www.septeni-holdings.co.jp/ir/irnews/Mp_260212.pdf

神埜雄一

今回の年間MVPのリニューアルは単なる賞の拡大ではなく、VISION 2030に沿った「グループ視点で企業価値を最大化する行動」を明示し評価する枠組みだということがわかりました。

第2章

表彰の裏側:シナジーから「結集」へ。一人ひとりがグループの未来を担う「主体者」へ

「年間MVP-MVV部門-」を受賞したプロジェクトメンバーの方々は、今回の受賞をどのように感じているか聞いてみました。

アントレプレナーシップ賞受賞
竹内 悠馬Septeni Japan株式会社

私は、顧客向けの広告成果レビュー資料作成を自動化し、1分で作成することのできるプロダクトを開発した取り組みを表彰いただきました。
営業からエンジニアへ職制転換した私だからこそ、これまで不可能とされてきた人的コストの削減に「20%ルール」をきっかけに取り組み続け、レポートオペレーションの変革を実現できたことをとても嬉しく思っています。
営業利益に寄与するプロジェクトとして、今後さらにグループの企業価値向上に役立てていきたいです。

シナジー賞受賞
仙波 学Septeni Japan株式会社

私たちは、社内外のパートナーとの戦略的協業を通じて、TikTok市場での競争優位性を高める取り組みにおいて表彰いただきました。
2025年12月期においては、TikTok領域の売上高は過去最高を更新。またグループの営業利益にも大きく貢献することができました。
グループ会社及び社外のパートナー企業とワンチームとなり、広告、EC、ドラマコンテンツ制作を横断する「協働の型」を構築しながら、アクションの量を担保できたことが成果につながりました。
今後は、グループ全体での「フォーカス&シナジー」を体現したこの基盤を活かし、さらなる事業インパクトの創出を目指します。

DEI賞受賞
田中 晴子株式会社セプテーニ・ホールディングス

私たちは、DEI推進の新たな施策として、アンコンシャス・バイアスをテーマにしたショートドラマを制作し、社内外に向けて公開した取り組みで表彰いただきました。
グループの強みであるショートドラマ制作を通して日常で起こりうるアンコンシャス・バイアスを可視化することで、よりカジュアルにDEIについて考える機会を創出することに挑戦しました。
今後も「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」というミッションのもと、DEIの文脈でも元気の輪をひろげ、社会にポジティブなインパクトを与えられる存在を目指します。

受賞プロジェクトは、どれも組織の垣根を越え、グループ視点での価値創造を体現したものでした。こうした取り組みが今後ますます増えていくことで、グループのケイパビリティが強化され、様々な角度から顧客の企業価値向上を実現していくことでしょう。

第3章

演出の思想:自分が主役であると再確認できる体験のクリエイション

また、こだわりの詰まったクリエイティブ演出も今回のKICK OFFを大いに盛り上げました。
SF映画のような迫力ある映像とオリジナル楽曲をすべてAIで創り上げたエンディングムービーや、懇親会会場全体を包み込んだプロジェクションマッピング、また、セプテーニグループがオフィシャルパートナーを務めるプロダンスチーム「CHANGE RAPTURES(チェンジラプチャーズ)」も駆けつけ、緩急あるダンスで参加者を魅了しました。

KICK OFF運営事務局の株式会社セプテーニ・ホールディングス 中井裕美さんは、演出に込めた想いを次のように語ります。

中井裕美

中井 裕美 株式会社セプテーニ・ホールディングス

KICK OFFイベントは、グループにとって年に一度の特別な行事です。 普段は多様なフィールドで活躍されている社員の皆様が、グループとして一丸となり、この場に集結してほしい。「全員がグループの主役である」と実感いただける場にしたいという強い想いを胸に、企画を進めてまいりました。
「この場に参加したからこそ得られる体験」を形にするため、8か月前から数多くの演出を検討しました。中でも今回はVISION 2030の幕開けを表現し、「VALUE MAXIMIZER」を体感いただくことにこだわりました。この一日を通じ、社員の皆様の心に新たな活力が生まれることを、事務局一同、心より願っております。

様々な趣向を凝らした演出は「VALUE MAXIMIZER」という言葉を一気に浸透させました。そしてこの演出を通じた体験が、“「VALUE MAXIMIZER」になるためにどうするか”という思考・そして行動の一歩につながっていくのです。

第4章

未来への展望:私たちが刻む次のストーリー

KICK OFFの一日を通じて、セプテーニグループ全社員は進むべき方角を改めて確かめ合いました。そして、各人がそれぞれの「オール」を取り、自分の役割を超えて力強く漕ぎ出すことで、大海原=VISION 2030へと一斉に前進し始めました。

そしてその航海の中で、今回年間MVPを受賞した方々をはじめ、「VISION 2030」の達成に向けた「VALUE MAXIMIZER」となるためのひとりひとりの行動が、これからのセプテーニグループの成長の軌跡を刻んでいくことでしょう。

VISION2030「VALUE MAXIMIZER」社会と時代の変化を成長のエンジンに変えながら、顧客の企業価値の最大化を実現し、世界をもっと元気に